この記事の内容
- 【年代別】事務職の給料は実際にどうなの?
- 製造業の事務職なら年間休日130日以上も可能?
- 【あなたはどう?】事務職に向いていない人の特徴を紹介
- 調理師が倍率が高い事務職の内定をもらうコツ‼︎
調理師からの転職を考える際に、未経験でも事務職に転職できるか気になる人も多いのではないでしょうか。
「事務職に挑戦したいけど実際にどうなのかな…。」
「事務職の給料や休み、将来性が気になる…。」
…と悩んでいませんか?
この記事では事務職の実際の仕事内容や給料、休み、大変なことなどわかりやすく解説します
転職後の職種として事務職を考えている人は最後まで読むと、かなり具体的に業務をイメージできるようになるでしょう。
こちらの動画も参考になります。
好きなところだけ読めます
【こんなにあるの?】事務職の働き口と業務内容を紹介‼︎
事務職の業務内容は単純作業が多いため、実際に働く人の多くは比較的楽な仕事と感じる傾向にあります。
主に電話・メール対応や書類作成、データ入力を業務とする企業が多い傾向にあります。
ただし、事務職でも業界や職場によって仕事内容が異なりますので詳しく解説していきます。
事務職の種類と特徴を解説‼︎
- 一般事務職:主に電話、メール対応、資料作成、データ集計、備品管理などを行います。
- 営業事務:納品書、受発注書、見積書などの資料作成や書類の記入などを行います。
- 医療事務:レセプト、患者への対応、受付業務、書類の整理などを行います。
- 貿易事務:商品の受発注のための入力作業、メール対応、データ管理などを行います。
- 通訳・翻訳:英語の文章作成、メール作成、電話対応などを行います。
- 受付・秘書:スケジュール管理、電話、メール対応、資料作成などを行います。
- 経理・財務事務:精算、請求、支払い手続き、資料作成などを行います。
- 人事事務:データ作成、資料作成、電話、メール対応などを行います。
- 金融事務:書類の内容確認、書類整理、入金管理などを行います。
- マーケティング事務:商品やサービスの企画、商品の改善などを行います。
- 総務・広報事務:電話対応、メール対応、書類整理、資料作成などを行います。
このように、事務職の種類によって仕事内容が大きく異なります。
事務職への転職を考えている人は求人を確認して、上記のどの業務を主に行うのか事前にイメージしておくと良いでしょう。
【給料よりも楽さを選ぶなら】事務職は年収450万円以下が普通?
事務職として働くと単純な作業や決まったルールの中で作業を行うことが多いです。
平均年収としては事務職全体で409万円ほどになります。
そのため給料水準は全体的に低めで日本の平均年収の約420万円に届かないことがほとんどです。
40代になると他の職種と年収ベースで150万円以上の差が生まれることも多々あるので、給料よりも業務の楽さを求める人に向いた職業です。
年代別 事務職の給料を紹介‼︎
- 20代前半:年収205.4万円 月給14.1万円 ボーナス36.3万円
- 20代後半:年収267.6万円 月給18.4万円 ボーナス47.3万円
- 30代前半:年収308.3万円 月給21.2万円 ボーナス54.5万円
- 30代後半:年収337.9万円 月給23.2万円 ボーナス59.7万円
- 40代前半:年収364.2万円 月給25.0万円 ボーナス64.3万円
- 40代後半:年収385.0万円 月給26.4万円 ボーナス68.0万円
- 50代前半:年収401.1万円 月給27.5万円 ボーナス70.9万円
- 50代後半:年収395.2万円 月給27.1万円 ボーナス69.8万円
年収500万円以上を目指すなら『事務×専門』の2つのスキルを組み合わせて好待遇の企業へ転職するために、事務職の中でも比較的給料が高い法務事務や貿易事務などの専門分野を早く定めて、知識と経験を積むという流れで努力するといいでしょう。
【家族との時間を大事にできる】事務職の年間休日120日以上が目安?
事務職は比較的に休みが多く、完全週休2日制や祝日、夏季・年末年始休暇がある企業も多いため、年間で120日以上休めることも多いです。
ただし、事務職でも休日数が少ない業界、多い業界は分かれます。
具体的に傾向としては休みが少ないのは「医療事務」、逆に多いのは「製造業(メーカー)」になります。
それぞれ解説します。
休みが少ない医療事務の求人の特徴
- 24時間受け入れ体制が整っている病院
- 入院用の設備が備わっている病院
医療事務の場合、休日数としては115〜120日ほどのところが多いです。
逆に小さな診療所やクリニックはしっかりと定休日を設けているため、休みは多い傾向にあります。
休みが多いメーカーの求人の特徴
- 工場が365日稼働していない
- 自動車やPCなど最終製品が高い部品を作っている企業
製品の価格が高く、市場的にも需要があり、供給面が安定している製品の一部を製造している企業は特に狙い目です。
企業によっては年間休日数130日以上もありますので求人をじっくり見てみるといいでしょう。
逆に、食品や日用品などの流通量の多い製品を取り扱っているメーカーは年間休日数120日ほどと平均的な休みになる傾向にあります。
事務職の仕事の内容を紹介!1日のイメージは?
事務職の業務内容は業界や職場によりますが、事務職の中でも75%以上を占める「一般事務の1日」の流れを紹介します。
残業が少なく、10時間/月ほどの企業も多いので事務職に興味がある人は転職後の参考にしてみて下さい。
営業事務にはなりますが、こちらの動画も参考になります。
言葉よりも動画の方が理解しやすいと思いますので。笑
ここからは事務職になりたい人必見‼︎、実は事務職が向いていない人の特徴を紹介していきます。
【こんな人は難しいかも…。】未経験で事務職に就ける人の特徴‼︎
事務職は未経験でもなりやすい職業ですので安心して下さい。
ただし、求人数が少ない上に人気の職業なため転職しにくい特徴があります。
事務職に就きたい人は、先に取られないためにも気になる求人を見つけたらすぐに応募するようにして下さい。
しかしながら、事務職の求人を応募しても向いていないと判断され内定をなかなかもらえない人もいます。
どんな人が事務職に向いていないか解説します。
事務職が向いていな人の特徴
- 業務で成果や達成感を味わいたい人
- 人と関わるのが苦手な人
- 面倒くさがりな人
- 清潔感がない人
事務作業は淡々と行う作業が多いため、会社の中で成果を上げたい人には向いていません。
来客対応することも多いため、会社のことをよく知っておく必要があります。
転職前にその企業のことをある程度理解しておき、実務をこなしながら理解を深められるといいですね。
逆に向いていて内定をもらいやすい人はこちらのような人です。
事務職の内定をもらいやすい人
- 幅広い業務に対して、柔軟に対応できる人
- コミュニケーションが苦手でない人
- 真面目にコツコツと作業をこなせる人
- ワードやエクセル、メールなど基本的なPC作業ができる人
事務職は単純作業が多いものの、会社を支える縁の下の力持ちとして様々な業務をこなしていく必要があります。
人当たりが良く、相手と適切なコミュニケーションが取れ、PCが適度にできる人は内定をもらいやすい傾向にあります。
事務職として長く働きたい!将来性はどうなの?
残念ながら事務職は単純作業や専門性が求められないため代用のききやすい職業です。
そのため今後AIに置き換われる可能性が高く将来性は低いと言えます。
しかしながら、だからと言って事務職に転職することが悪いわけではありません。
AIが苦手な分野に特化していくことで事務職として市場価値を高める重要なポジションを確保することができます。
まずはAIはどんなことができて、どんなことが苦手なのかを理解しましょう。
AIが得意とすること
- 単純作業
- データや数字を計算し、分析する仕事
逆にAIにとって当分できないこともあります。
AIが苦手とすること
- 人の気持ちを汲み取り、その場に合わせた適切な反応をすること
- 新たなものを生み出すクリエイティブな作業
事務職の場合、クリエイティブな作業はどうしても少ないので、市場価値を高めるには大きく2つの方法があります。
事務職で市場価値を高める方法2つ‼︎
- 人の気持ちを汲み取り、成果に繋げる業務に特化する
- 事務職をしながら、スキルを磨き転職または独自のポジションを築く
単純作業から離れ、時代に合わせたスキルを身につけていくことが大切と言えます。
ただ、これは事務職に限ったことではなく他の職業でも言えることで働きながら新たな知識やスキル獲得に投資することは大切になります。
人の気持ちを汲み取り、成果に繋げる業務に特化する
具体的に言うと需要が急上昇しているカスタマーサクセスのポジションを目指すことが良いと言えるでしょう。
顧客対応の代表職である「カスタマーサポート」とは別の職業なので特徴や違いを解説します。
カスタマーサクセス、サポートの違い
- カスタマーサクセス:顧客の問題を解決するために、手順や解決案を提示し解決に導く仕事。商品やサービスの購入や契約に繋がる仕事。(攻めのイメージ)
- カスタマーサポート:顧客のクレーム、不満を聞き取り、解決案を提示する。2次クレームを防ぎ、満足度向上を目指す仕事。(守りのイメージ)
カスタマーサポートは顧客の不満を聞き入れ、解決策や満足度を上げるために丁寧な対応が第一に求められます。
逆にカスタマーサクセスは自社の製品やサービスを使って顧客の成功体験を生み出すサポートをする仕事です。
「カスタマーサクセスと営業職って何が違うの?」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
その辺りも解説していきます。
カスタマーサクセスと営業の違い
- 直接的に多くの顧客と接点をもつ営業とは異なる。
- カスタマーサクセスの目的は自社製品やサービスを利用し、成功体験をして契約に繋げること。
- カスタマーサクセスは営業のサポートポジションのイメージが近い。
- 契約後は顧客サポートを行ったり、新たな課題解決のために新規製品やサービスを提案する。
カスタマーサクセスは今後、需要が急上昇する職業の1つでありながら事務職と親和性が高いです。
攻めの営業事務のようなイメージをもって頂けるとわかりやすいと思います。
調理師でも過去にホールとして顧客の要望に合わせて料理を提案した経験がある人は未経験でもカスタマーサクセスに転職しやすいです。
もちろん事務職で経験を積んでからカスタマーサクセスの仕事に転職や企業内でポジションを築いても良いでしょう。
事務職がカスタマーサクセスに転職しすい理由
- 顧客対応から相手の気持ちを汲み取るスキルが高い
- 社外の人に自社の特徴を説明できる面から、自社製品やサービスが誰にとって良いサービスなのか理解できている
事務職の業務の延長線にありながらも、供給が間に合っていないため未経験でも挑戦しやすい職業になります。
将来性が非常に高く、給料も年収500万円以上の人が多くいるのも特徴です。
【自己投資をする】スキルを磨き転職または独自のポジションを築く
今後、モノとインターネットが繋がるIot化が主流になります。
事務職は比較的に自分の時間がとりやすい職業ですので、自分の市場価値を上げるためにITスキルを磨くと絶対後悔しないでしょう。
ITスキルを磨いた場合に見えてくる転職先としては具体的にはこちらが挙げられます。
将来性の高いおすすめの職業
- ITエンジニア:ITスキルを駆使し、顧客の課題解決に勤める仕事
- Webマーケター:Webを通じて商品が売れる一連の流れを作る仕事
プログラミングが小学校で必修化されたように今後、ITスキルの需要は高まる一方です。
伸びる業界ですと給料や休み、福利厚生など充実した企業で働きやすい傾向にあります。
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【伝えるのはココ‼︎】通りやすい志望動機の書き方を解説‼︎
調理師から事務職に転職すると決めても、どんな志望動機を履歴書に書けばいいのか迷う人も多いと思います。
ここから説明するポイントを押さえ、相手に気持ちが伝わることで内定を勝ち取ることは難しくないでしょう。
具体的にアピールするべきポイントを紹介します。
志望動機のポイント
- なぜこの企業なのか?:業務内容やその企業の事業内容で惹かれた部分を話し、そこに対して自分が入社ことでどんなメリットが企業にあるかを簡潔に話しましょう。
- 働きたい意欲:求人に書いてある企業が求めている人物像と自分が重なる部分を中心に話し、意欲を伝えましょう。
- コミュニケーション能力、協調性があることをアピール:調理現場でのサポート業務や学生時代の部活動などを話しましょう。
- 就職後に努力できることをアピール:これまでの努力したこと・継続したことを話しましょう。
- パソコンスキル(エクセル、ワード、メール):ない場合は本やパソコンで現在勉強していることを話し、就職後に努力して覚えることを話して下さい。
事務職に就く場合、求められるスキルは主にコミュニケーションスキルとパソコンスキルになります。
企業ごとに求める人物像は異なりますので、求人をしっかり見て、
「どんな人を求めているのか?」
「どんな作業を任されるのか?業務に対して何を求められるのか?」
まずこちらが理解できればOKです。
難しいと感じた人は無料で利用できる転職エージェントを利用して、アピールポイントや面接練習を行ってもらうと内定をもらえる可能性もグッと高まるでしょう。
【そのまま使ってOK‼︎】内定を取りやすい志望動機例を紹介
ここからは実際に事務職の求人に応募する際に通りやすい志望動機を紹介します。
内定を勝ち取り、転職を成功させるには書類通過させ面接に繋げること重要です。
紹介する内容をそのまま使用たり、アレンジして履歴書や面接の際に使用してみて下さい。
例文①
私が御社を志望した理由は、人のサポートをすることが好きな性格が事務職に向いていると感じたためです。
私が調理師をしていたとき、ゴールデンウィークやクリスマスなどイベント時の業務量はとても多く大変でしたが、コツコツ前向きにこなし、職場の方とも上手く連携をして、自分の持ち場以外の仕事もサポートしました。
調理師での仕事を通して、臨機応変に対応できる力を身に付けることができました。
この経験を事務職での業務で生かせると考え、御社を志望いたしました。
採用していただいた際は、調理師で培った対応力で業務をこなします。
調理師としてコミュニケーションの大切さを学んだこともアピールできますね。
協調性やチームワークを大切にする姿勢はすごく魅力的に映りますよ。
例文②
私が御社を志望した理由は、調理師で培ったコミュニケーション能力や仕事への姿勢を活かして貢献できると感じたからです。
私は専門学校を卒業して現場に入りました。
調理師の営業中は人とのコミュニケーションを上手く取りながら1つの料理を仕上げ、同じテーブルの料理も仕上げました。
また、料理が遅れている場合は自分の持ち場以外の仕事も手伝いました。
職場の方からは「〇〇さんが手伝ってくれるおかげでとても助かっている」などと言ってもらえました。
貴社でもこの経験を活かし、サポートに努めたいと考えます。
【この話はダメ‼︎】内定を取るためにNGな面接での会話内容
書類通過して面接に呼ばれても安心してはいけません。
企業にもよりますが基本的に企業の人事部、直属の上司、役員に当たる人が面接します。
こちらの面接官はこれまで何人もの人と面接を行っているので、ちょっとした失言が原因で断られる可能性が高いです。
面接の際に話してはいけないことを紹介しますので是非参考にして下さい。
面接で話してはいけない内容やワード
- 他の企業にも応募していること:応募していてもその企業に入りたいため、第一に考えて応募していることを話しましょう。
- 給料・休み・福利厚生が良いこと:給料や休みなどの内容は絶対NGです。あくまでも業務内容を中心に話し、その企業を業務を通じ支えることを話しましょう。
- 「成長させて欲しい」や「何をしたらいいですか」など受け身の言葉:面接では積極的に働いてくれる人材を採用しようと考えているので、受け身の言葉は使わないようにしましょう。
一言でまとめると業務内容を中心に話しつつ企業に入り、積極的に働きたい意思があることをアピールしましょう。
また、給料の話に関してNGと言いましたが、
「前職でいくらもらっていましたか?」
と聞かれた場合や内定が正式に決まり給料を交渉する場合はしっかり話しましょう。
私が内定が決まった直後によくやることなのですが、求人に書かれた給料よりも10〜20%上の給料で交渉すると、その額で通るか5〜10%上の給料で入ることができるケースが多いです。
その分、頑張る必要はあるのですが、どちらにせよ内定後は努力が必要なので給料は少しでも多くもらいましょう。笑
給料交渉が自分では難しい人は転職エージェント経由でお願いすると相手企業に嫌な思いをさせずに年収を上げることができるので、無料で利用することをおすすめします。
▼転職で失敗したくないなら絶対利用すべき‼︎実体験を踏まえた感想▼
非公開: 実際に転職4回してわかった本当に役立つ転職サイトと転職エージェントを紹介!
事務職は給料よりも働きやすさやプライベートを求める人向き
事務職の実態のおさらい
- 事務職は年収は高くないが、休みが多く、残業は少ない
- 将来性は高くないため、専門性を高める必要がある
- コミュニケーションスキルとパソコンのスキルがあれば内定はもらいやすい
- 年収を上げたい場合は転職サービスを利用するのも良い
事務職はかなり人気で、特に女性が多く応募する職業です。
プライベートが充実できる環境ではありますが、将来性や給料のことを考えると少しずつ専門性をプラスしていけるといいでしょう。
特にカスタマーサクセスのように営業のサポートのような立ち位置で活躍できる人の将来性は高く、Amazonプライムのようなサブスク(定額サービス)が増えと共に需要は高まると予想されています。
給料も500万円以上もらえる企業も多いので、転職エージェントなどに聞いてみるといいと思います。
▼どうしても辞めたい…。この気持ち正しいの?▼
【永遠の疑問】次が決まる前に退職していいの?3つのメリット•デメリットを解説‼︎