調理師は給料安すぎで場合によっては生活できない、生活するのがやっとであることは普通にありえます。
私も22歳の時にビストロ(大衆フレンチ)で働いたことがありますが、給料が月12万円と衝撃的だったことを覚えています。
私のスキルが足りなかったこともありますが、それでも給料が安すすぎて生活ができなかったため転職をするほかありませんでした。
実家暮らしだったらそのまま働いていたかもしれませんが、一人暮らしの20代にとって月給12万円、手取りで9万円弱では生活が出来ませんでした。
今回は、調理師として働く上で給料はどのくらいもらえるものか解説していきます。
【将来が不安…。】調理師の給料は本当に低いのか?
調理師の給料は業界的にみても低水準であることは事実です。
2019年の日本の平均年収は441万円です。
それと比較して調理師の平均年収はおよそ335万円(2017年度)、日本の平均年収から見ても低いことは本当です。
20〜60歳の間で一度も年収400万円を超えないのは意外に感じました。
求人ボックス給料ナビより引用
平均年収の推移的にはほぼ変化がなく、しばらくこの平均年収を維持したままになることが予想されます。
本業が難しければ副業で収入を増やす方法もありますが、拘束時間が長い調理の仕事では難しいですよね。
サービス業業界が全体的に給料水準が低い
残念ながら調理師を含む飲食サービス業の給料水準は低いです。
こちらは厚生労働省が平成28年の業界別の年収調査結果になります。
男性は323.3万円、女性は213.7万円と日本の平均年収を比べても2〜3割近く低いです。
どうしてサービス業の給料が低いのか?
なぜ調理師を含むサービス業の給料水準が低いのかですが、同じ時間当たりのサービスできる相手の数が少ないからです。
サービス業は基本的に自分の体を使い、目の前の人に対してサービスを提供します。
近年、急成長しているIT業界と比較してみると仕組みがわかりやすいと思います。
レストランの調理師の場合、一人で料理を提供できる相手の数を1日30名とします、それとは対象的にIT業界のエンジニアの場合、個人でもWebサービスやアプリを通じて何百万人、何千万人の顧客を相手にすることができます。
同じ時間でも相手にできる人数が多いということはそれだけ個人が稼ぐ金額も大きくなります。
個人が稼ぐ金額が大きいということは給料水準も高くなることに繋がりますし、個人でも多くの人を相手にできる仕事をすることが給料をたくさんもらうために必要な考えです。
もちろんこの考えと対象的に購買意欲の強い限られたユーザーに高価格なサービスを提供する方法もあります。
一般的に調理師として街場のレストランよりもホテルで働いた方が給料が良いケースが多いのは、個人が相手にできる顧客の人数が多いからなのです。
お金が全てではないですが、今の世の中ではある程度のお金がないとゆとりを持った生活は出来ないです。
料理を趣味にして食に関わる仕事を本業でするということも悪くないと思います。
【調理師以外の職業も気になる…。】未経験でもなれるおすすめの職業7選
ここまで記事を読まれて調理師として働き続ける自信がないと感じる方も多いと思います。
悩む気持ちは実体験からもすごくわかるのですが、未経験でも転職できる職業はたくさんあるので安心してください。
ただし、未経験での転職は時間がかかってしまうデメリットがあり、実際に私も異業種転職をするのに6ヶ月とかなり時間がかかってしまいました。
この記事を読んでいるあなたにはなるべく短期間で転職を成功させてほしいので未経験で転職すべき職業を詳しく紹介していきます。
調理師から転職すべき職業
- 食品開発職:料理が好きで、自分の商品を作りたいなら
- ITエンジニア:将来性◎ 20代でも年収500円以上は可能‼︎
- Webマーケター:市場価値が急上昇、独立を目指すなら‼︎
- 製造業:意外とキツくない‼︎休みや給料が平均以上
- 営業職:会話や提案が苦手でなければ稼げる仕事
- ルート配送:【女性にも】年収は高くないが、プライベートが充実
- 事務職:【かなり人気】経験不要、ルーティンワーク多め‼︎
こちら以外にももちろん未経験で転職できる職業はありますが、働きやすい環境や年収の高さ、休みなどを考えると上記の職業はかなり参考になると考えます。
こちらの記事に上記の職業の具体的な特徴と仕事内容をわかりやすく解説しているので参考にしてみてください。
▼未経験転職でおすすめの職業7つと給料、休みなど実態を解説‼︎▼
【実体験】調理師から異業種に転職できる?未経験でも稼げる7つの職業を紹介‼︎